江田五月 活動日誌 2003年9月 >>日程表 ホーム総目次9月目次前へ次へ

9月5日(金) 街宣、上京、大会協議、DV、迎賓館、党首協議、県人会、秦さん

津村さんの駅前街宣
 
迎賓館で、王毅さんと握手

今日は7時半過ぎに、JR赤穂線の大多羅駅に着くと、津村啓介さんたちが駅前街宣をしており、感激。私も数分だけ参加し、岡山駅へ。8時過ぎの新幹線で上京。

12時から1時間、自由党の平野貞夫さんと、合併大会の持ち方につき協議。私が大会実行委員長に、平野さんが副委員長に指名されており、初めての打合せですが、大会のイメージについての認識は、見事に一致していました。

14時から1時間半、男女共同参画政策会議に出席し、DV法改正についての民主党案につき協議。関係者の皆さんから多くのヒアリングをさせていただいた成果を集大成し、成案をまとめており、私も内容的には異存なく、法律的観点から若干の意見を申し上げました。

16時から、先日衆議院に繰上げ当選された中桐伸五さんと、今後の活動の仕方、特に衆議院選挙の応援の仕方につき、打合せ。中桐さんは、従事されていた仕事を中断して、議員に復帰しており、解散後は復職するので、あまり無理なことは言えません。

17時過ぎに民主党本部に、枝野政調会長、海江田万里さん、ツルネンマルテイさんと私とが集まり、菅直人代表と打合せの上、揃って迎賓館へ。17時40分過ぎから20分間、衆参両議長の招待で来日された中国の呉邦国全人代常務委員会委員長(国会議長に当たります)以下の皆さんと会談。旧知の王毅外交部副部長(外務次官に当たります)も同席されました。

18時半から30分強、菅代表、小沢一郎自由党党首、平野さんと私で、合併大会につき協議。大会日程が、両党首の合意で、10月5日と決定され、大会のイメージについても大まかな合意が得られ、その具体化は実行委員会に委ねられました。その後、平野さんとさらに協議をし、日程について、お集まりの記者さんたちにブリーフ。

20時直前に、東京岡山県人会の集いに駆けつけましたが、ちょうどお開きになったところで、残っておられた学生諸君と記念写真。次いで、20時過ぎに、秦豊さんを偲ぶ会へ。1977年の夏、私が最初に参議院全国区に当選して以来の社民連の同志ですが、今日はそれ以前のマスコミ時代や社会党時代の友人の皆さんも多く、土井たか子さんらに続いて、私も思い出話をさせていただきました。


岡山県人会で学生諸君と 秦豊さん

渡辺卓也さんの日記から
9月5日(金) 「熱心な会議」


 午後2時、民主党男女共同参画政策会議に出席する。久しぶりの党内会議である。今日の議題は、今日の議題は「DV法改正案について」であった。 DV(ドメスティック・バイオレンス)については、DV法(正式名称は「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法」)が2001年4月に成立し、「DVは重大な犯罪行為である」との社会的認識が徐々に高まりつつあるものの、依然として全国各地で深刻な被害が多数生じており、またDV法自身の不足点も浮き彫りになっている。そこで、民主党では、DV法改正案に盛り込むべき内容について、これまで担当議員及び事務局が熱心に検討を重ねてきたのだが、今日はその原案を会議に諮り、出された意見を元に一定の修正を行い、9月9日(火)に予定されている民主党次の内閣の閣議で報告をしようということになった。具体的な内容については、今日時点では党外に発表されていないので、ここには書かないことにする。

 ただし、会議の内容とは別に、今日の会議で特筆すべきことがある。それは、今日の出席議員は石毛(衆)、神本(参)、江田(参)、羽田雄(参)の4人だったのだが、約2時間に及ぶ会議のスタート時点から最後まで、(途中の電話などの一時退室はあるものの)全員が出席して発言を行っていたことである。

 日頃、この日記でも、民主党の党内会議について、出席議員名を書いているが、そうした議員のうち、最初から最後まで会議に出席している人は、平均すると半数程度である。とりわけ、国会の開会中の多忙な時期に行われる会議は、どの議員も掛け持ちとなるので、5分か10分程度会議に顔見せをして帰って行く議員も珍しくない。本来ならば、僕の日記でも、出席議員について、何時何分から何時何分まで出席というところまで書きたいところだが、残念ながら、とてもそこまで記録することは不可能である。(そんなことをしていると、僕自身が会議の内容をまったく理解できなくなる)。

 そういうわけで、今日のように、2時間の会議において、出席者が全員、最初から最後まで出席するというのは極めて異例なのである。その結果、通常の会議では「異議なし」とされるような事項まで、徹底した検討が行われることとなった。おそらく、今日の場合は、出席議員も、国会で他の会議などが、それほど組まれておらず、折角この会議のために国会に来たのだから、中途半端な議論では済ますことができず、時間を気にせずにトコトン議論しようという気になっていたのだと思う。

 ところで、上記のような理由で、出席者の一人である江田五月参議院議員も、今日の会議の検討項目の殆ど全てについて発言を行ったのだが、これだけ一つの会議で江田さんの発言を聞いたのは僕も初めての経験であった。さすがに裁判官出身ということだけあって、江田さんの法律感覚というべきものから、かなり学ぶ点は多く、“生きた参考書”的な趣があった。もう少し言うと、“法”というものを仲立ちとして社会に如何に向き合うかという意味において、バランス感覚が非常に優れているのである。


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