江田五月 活動日誌 2003年3月 >>日程表 ホーム総目次3月目次前へ次へ

3月27日(木) 法務、羽田さん、国の…、WTO、法務委、文科相、家西さん

今日は8時半から、法務部門会議。衆議院法務委員会理事の山花郁夫さんが、委員会の動きの報告。刑務所問題の集中審議が中断している間に、内閣提出の裁判所関係2法案の質疑に入ったため、野党は審議に加わらず、質疑のないまま与党単独の採決で可決されたとのことです。しかし、異常事態にはならず、今日の衆議院本会議には野党も加わり、2法案は全会一致で可決されました。送付を受けた参議院は、直ちに法務委員会に付託し、午後の委員会で趣旨説明を受けました。2法案が、準日切れのための措置ですが、異例のことです。

11時から、羽田孜最高顧問に会って、石井紘基さんの遺志を継ぐ会の進め方や小宮山洋子さんの選挙体制について相談。前者は羽田さんが会長で私は副会長、後者は羽田さんが選対本部長で私が副本部長です。

11時半から、国のかたち研究会。13時10分から、WTO対策PTの初会合。衆議院本会議のため開会が遅れ、始まる前に私は中座。13時半から2時間弱、法務委員会。刑務所問題の集中審議で、千葉景子さんが質問。近日中に、行刑改革会議を立ち上げるとのことで、人選や運営方法が問題です。最後に上記2法案の趣旨説明。

17時から文科大臣室で、牧野聖修ネクスト大臣、山元勉さん、ツルネンマルテイさんと、遠山文部科学大臣に面会し、大学入試受験資格問題につき、申し入れ。英米系だけに資格を認める方針は、強行されることはないと思います。

19時から、家西悟さんと語る集いへ。乾杯の音頭を取りました。


遠山文科大臣に申し入れ

2003年3月27日

文部科学大臣 遠山敦子殿

外国人学校卒業生の大学入学資格に関する申し入れ


民主党「次の内閣」 文部科学ネクスト大臣 牧野 聖修
市民・子ども政策担当ネクスト大臣 石毛えい子
在日外国人に係る諸問題に関するPT座長 江田 五月

 先般、文部科学省は、大学入学資格を与える国内の外国人学校の対象を、英国と米国の学校評価機関の認証を受けた学校にのみ認めるとする方針を示した。

 これによれば、英米系の外国人学校修了者には大学入学資格が認められるが、アジア系などの学校の修了者は従来通り大学入学資格検定に合格する必要があり、両者の間に重大な制度上の差異が生じることとなる。

 民主党は、こうした措置が新たな差別につながるという強い懸念の下、以下申し入れる。

1.今回の方針が持つ意味は極めて重大であるにも関わらず、アジア系などの学校の修了者に大学入学資格を認めないとする合理的な根拠が全く示されていない。制度を所管する文部科学省は方針を撤回するとともに、教育の機会均等及び外国人の人権確保の観点から、全面的な見直しを行うべきである。

2.「規制改革推進3ヶ年計画」が昨年3月に閣議決定されて以降、この問題に関する議論の過程が極めて不透明であり、唐突に方針が示されたことから様々な疑念が生じていることを厳しく受け止めるべきである。見直しにあたっては公開の場における議論を原則とし、文部科学省は関係者の意見を十分に踏まえてその理解に努めるべきである。

以 上


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