江田五月 活動日誌 2003年3月 >>日程表 ホーム総目次3月目次前へ次へ

3月22日(土) 市議選最終日、スポット演説、志が重要

今日は、岡山市議選の最終日です。冷たい雨の中、7時15分に自宅を発ち、8時から、現職4期目の民主党公認候補の選挙カーに乗り込んで、JR妹尾駅から街宣のスタート。10時半まで、7ヶ所のスポット演説をし、次へ。

11時から、現職2期目の公認候補の選挙カーに乗り込んで、昼食休憩を挟んで、19時過ぎに下車するまで、28ヶ所のスポット演説をしました。雨は途中で上がり、午後は次第に暖かくなりましたが、日が落ちると、急に寒くなります。最終日なので、どこでも最後のお願いとなります。最後は個人演説会で、私もつい、15分の演説。候補者も素晴らしい演説でした。

私のスポット演説は5分弱です。まず、イラク戦争のことに触れ、政治が間違ったときの悲惨さを指摘します。しかし、政治を使いこなすと、政治の力で素晴らしい未来を作れることを説きます。政治の可能性を訴え、政治選択にとって最も重要なのが選挙だと指摘します。そこで、候補者をアピールするポイントを二つほど上げて、投票を依頼します。

イラク戦争が始まった今、私たちが直ちに出来ることは、呆然と立ちすくむことだけかもしれません。それでもやはり、すぐに軍略や特需のことを考えるより、この事件の悲惨さに思いを馳せ、現場の人々の苦悩を思いやるほうが重要です。そのほうがずっと人間らしいと思います。そして、その思いからスタートして、どうすれば戦争に訴えずに、国際紛争を解決する仕組みを作れるかを考えたいと思います。

1950年代に、私の父が訪欧したときのスライド写真を、今も私は思い出します。ボンで、西ドイツ社民党の本部を訪ねた父は、壁に貼ってある地図を写真に撮りました。東西ドイツが一枚に描かれ、首都はベルリンとなっています。ボンは臨時の首都で、必ずいつの日か、東西統一を果たすというのです。その後私たちは、20世紀の内にその日が来るとは想像も出来ませんでした。しかし、冷戦は終わり、東西ドイツも統一しました。

東ティモールの独立も同じです。90年代に入っても、独立の日が来るとは信じられませんでした。しかし、意志あるところに、道は開けます。問題は、志です。市民政治も世界平和も、志がなければ道は開けません。今の日本に、志を軽蔑する風潮があるのは、悲しいことです。


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