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5月4日(土) 電力事情、抗州へ

朝の上海今日は、いよいよ抗州へ。ホテルがまた変わるので、予定を打ち込んでおきます。

7時半から朝食会。地元の裁判官が参加してくれます。8時半、ホテルを発って、外高橋発電工場へ。2時間、エネルギー事情などに付き意見交換。11時から、工場の視察。12時半、上海市内で昼食の後、3時間のバス旅行で、抗州に着きます。

西湖を観光して、ホテルへ。


裁判官、発電所、抗州(西湖)

今日も、抗州のホテルで接続成功です。日本と違って、それぞれの地域にあるアクセスポイントに、3桁か4桁の数字だけで接続できます。慣れれば実に簡単そうです。
滕一龍高級人民法院長
黄浦江に架かる巨大な橋。ケ小平さんの字だそうです。
発電機の前で


予定どおり、7時半から1時間、上海市高級人民法院所長の滕一龍先生と朝食会。上海市に、初級、中級、高級の人民法院があって、事物管轄に従って初級・中級と中級・高級の2つの審級があるようです。北京には最高法院があって、これは「核准」を行うとのこと。判例の統一のようなことかと思います。いろんな話をしましたが、省略。

8時半にホテルを発ち、9時半から2時間強、予定どおり火力発電所の視察と意見交換。上海市のある地方を華東地方といいますが、ここに電力供給のネットワークがあって、上海市だけでは供給不足になるときでも、ネットワーク全体で補い合い、停電になることはないとのことです。発電と送電の分離は、この年末から始まるとのこと。

参加者のひとり、藤原正司参議院議員は、火力発電所の現場を熟知した技術屋さんで、発電機を見ながら、「日本なら、1960年代だな。」と喝破。しかし、だから悪いわけではなく、安定した技術だとも言えるそうです。中国全土でいえば、西部が供給過多、東部が供給不足。その調整が大切のようです。

昼食後、3時間のドライブで抗州市へ。途中、豊かそうな農村地域が広がっていました。14年前の嘉定県と「万元戸」のことを話したら、今では工場地帯で県は区になり、その上農家は「百万元戸」ですよと言われました。立派な桑畑が広がっていました。人民公社は、今や昔話です。

西湖は烟雨。かまわず、宵闇迫る白橋を錦帯橋まで歩き、若干の観光。大変な観光客です。その後、地域の指導者の皆さんと夕食。

高速インターにて 西湖畔にて

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