河田英正の主張

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2001/07/02 参院選公開討論会   河田直子

 1日の午後7時から岡山のホテルで開かれた参院選立候補予定者による公開討論会に行ってきました。昨年の衆議院選のときにも、同じ主催者による討論会があり、かわだも出席したことを思い出しながら、聞いて参りました。

 質問事項に争論となるようなものが用意されていないこと、一人あたりの制限時間が少なくて、すべてを伝えるには無理があること、などなど昨年も感じましたが今回も同じように感じました。

 特に今回は候補者が4人で、すべて平等に時間を配分したせいでしょうか、昨年の3人のときより、盛り上がらないまま終わったように思います。「この討論会をどう思うか」という質問には、候補者から「我々お互いに討論させてほしい、そうしてこそ本当の討論会になるのじゃないか」という注文まで出る始末。今後の会の持ち方にとって重要な発言になったのではないでしょうか。

 日本人はとかく議論が下手、ディベートの訓練もなされていないといわれています。政治家にとって自分の政治姿勢をはっきりと有権者に示すこと、他の政党との違いを明確に提示できること、などがこういう公開討論会でできれば選挙ももっと面白くなることでしょう。タレントなみの人気にまどわされることなく、真の政治家を選ぶ基準ともなり得るかもしれません。政治家にとっては、議論の大切さが要求されることでしょう。それはまた、国会の場において、ヤジをとばしたり、揚げ足を取ったりするのではなく、実質的な審議がなされるためにもっとも大切なことでもあるのですから、議論上手になってほしいと思います。

 有名な言葉に「キミの意見にはとうてい賛成できない。しかし、キミの発言する機会は尊重する」といった言葉があると聞きました。こういう良識ある政治家が増えて欲しいですね。

 またこの討論会を主催しているのは、岡山の若者たちです。こういう若者の努力にも敬意を表したいと思います。昨年は司会者がかわだの名前を間違えたり、対立候補の方の持ち時間は多めだったりしたことに対して、終わってから抗議いたしましたが、今年はスムーズに運営されていたと思います。しかし、もっと多くの人が来ているのかと思ったら、ほとんどが報道陣で、そのせいか我々夫婦がテレビに映されてしまったようです。

 いしだみえさんも頑張って準備されていたようでしたのに、残念そうでした。


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