2009年2月15日 岡山県連 第14回定期大会議案

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第1号議案

2008年度活動報告

1.はじめに

 2008年が始まった時の政権は福田康夫内閣であった。しかし、9月には前任の安倍晋三内閣と同様に福田内閣も1年で政権を放棄し麻生太郎内閣が誕生した。総選挙による信任を受けることなく三代の総理が交代するという事態はまさに異常であり国民を愚弄したものである。「憲政の常道」という言葉を持ち出すまでもなく、国民のために速やかに政権を明け渡し下野することが当然であるにもかかわらず政権をたらい回しにする自民・公明連立政権に対する国民の怒りは頂点に達した。

 麻生政権成立直後に解散・総選挙が予想される中で民主党は「国民の生活が第一」をかかげて臨戦態勢で選挙準備を進めてきた。民主党岡山県連においても「1区:高井たかし」「2区:津村啓介」「4区:柚木みちよし」「5区:花咲ひろき」を擁立して万全の準備を整えてきた。残念ながら麻生政権誕生直後の総選挙は行われなかったが、運動を通じて民主党の政策が国民に受け入れられ大きな期待につながっていることを実感した。

 民主党岡山県連はこのような状況の下で日常の街宣活動、機関紙配布、党員・サポーターの獲得等日常活動の充実に取り組み、なおかつ遺漏なき総選挙対策に取り組んできた。国民の視点で政治を変える、政権交代で日本を元気にすることを誓って活動した一年間であった。

 なお、10月に執行された岡山県知事選挙では多選禁止の原則に則り現職の推薦をしないことは確認したが独自、共闘を含む候補を立てられず自主投票で臨むこととなった。今後に課題を残した事例と受け止めている。

2.各級選挙への取り組み

 県内各級選挙に積極的に取り組んだ。結果は以下のとおりである。

2008年

選挙名 取り組み 結果
4 27 倉敷市議会議員補欠選挙 藤原かおり子氏を公認 当選
9 7 早島町長選挙 佐藤友彦氏を推薦 当選
9 28 高梁市議会議員選挙 植田三郎氏を推薦 当選
宮田好夫氏を推薦 当選

2009年(参考)

1 25 倉敷市議会議員選挙 時尾博幸氏を公認 当選
藤原かおり子氏を公認 当選


3.県連活動の総括

 3.1 総支部単位の活動について

衆議院 1区総支部 総支部長は「高井たかし」である。10月4日に後援会事務所を開設し本格的な総選挙向けの運動拠点としている。宣伝カーによる街頭宣伝を中心にポスター掲示、機関紙配布、政策イベントを積極的に推進した。県都岡山市中心部を含む選挙区での議席獲得が至上命題である。
2区総支部 総支部長は「津村啓介」である。9月27日に後援会事務所を開設し本格的な総選挙向けの運動拠点としている。街頭宣伝、・ポスター掲示、機関紙配布等を継続的に行うことはもち.ろん、現職2期目の優位性を活かして地域団体、商工団体等とのパイプ作りを行った。
3区総支部 衆議院選挙候補者不在のため活動に制約がある中ではあるが、塩見代表代行を中心に民主党ポスター掲示、党機関紙配布等の日常活動を継続し、各級選挙に取り組み、.地域内で一定の政治的存在感を示した。
4区総支部 総支部長は「柚木みちよし」である。9月23日に後援会事務所を開設し本格的な総選挙向けの運動拠点としている。街頭宣伝・ポスター掲示、機関紙配布等を継続的に行うことはもちろん、所属の厚生労働委員会での活動を通じて医療・福祉関係団体との関係強化に努めた。
5区総支部 総支部長は「花咲ひろき」である。岡山.県西部の大半を占めるという選挙区特性に合わせ、総社本部を中心に笠岡・新見・高梁・井原・真備の地域事務所を整備した。街頭宣伝・ポスター掲示、機関紙配布等を継続的に行うことばもちろんであるが、各家庭を個別に訪ねて政策を地道に説明した。
参議院 第1総支部 総支部長は「江田五月」である。参議院議長就任に伴い江田五月議員の政治活動には一定の制約が課せられることとなったが、国政報告会を中心とした政治活動を重ねることで存在感を示すことができた。
第2総支部 総支部長は「姫井由美子」である。参議院選挙当選直後に発生した諸問題について誠意をもって説明を行い、一定の整理と理解がなされた。今後は地道な議員活動を通じて信頼の回復に努めている。


 3.2 党員・サポーター拡大ヘの取り組み

 
政党活動の基本である党員・サポーターの拡大運動に引き続き取り組み_定の成果を出すことができた。政権獲得を目指す民主党にとって足腰の強化が最大の課題であることを十分認識し、総支部単位を中心に積極的に呼びかける運動を基本とした。

 3.3 連合岡山との協力体制の確立

 
働く仲間が団結して行動している連合岡山とは従来以上に密接に連携しながら活動を進めてきた。事務局レベルの連絡調整はもとより、連合岡山政治センター会議および民主党岡山県連常任幹事会にオブザーバー参加で交流し、問題意識を共有すると共に意見交換を積極的に行ってきた。それぞれが企画する大衆運動にも相互に参加することでさらに大きな政治的効果を得ることができた。特筆すべきは総選挙に向けた連合岡山・民主党県連合同選対本部を設置し必勝体制を確立した点であろう。

 3.4 民主党自治体議員団会議の展開
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民主党の存在が認知されるにつれて地方議員の仲間が徐々に増加してきた一年であった。民主党の党籍を持つ議員による定期的な情報交換と学習の場を持ち、地方から政治を変えるという理念の具現化を模索した。今後の展開に期待が持てる。

以上


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