2007年11月17日 岡山県連 第12回定期大会議案

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第1号議案

2006年度活動報告

総論

 現在、日本の政治は大きく変わろうとしている。小泉型劇場政治への反省や自民党の相変わらない金権体質、国民の生活を考えない政策の推進などが参議院議員選挙の結果を生み出した。今の国会では、政権交代前夜の様相を呈している。われわれ岡山県連が、そうした動きを加速したというべきである。しかし、この勝利も民主党への期待のみでなく、自民党への反発がもたらした面を見過ごしてはいけない。言ってみれば、県連の実力以上の議席獲得であるから、その現実をきびしく認識するべきである。活動の中身をすべて検証し、これからの活動に生かすべく努力を怠ってはいけない。
 左右のウイングを広げるという方針は、党の内外で反響を呼んだが、参議院選挙の結果を見る限り、一定の成果が得られた。しかし、誤解をまねく動きととられたことも反省しなければならない。今後は、その広がりを深めることに努力しなければならない。

各論

1 各種選挙への取り組み

(1)参議院選挙
 現職県議会議員の「姫井ゆみ子」を擁立し、参議院自民党幹事長の片山虎之助氏らに勝利した。県連の持てる力をすべて結集し、小沢代表以下の党幹部が岡山入りし、全国的な順風があり、劇的な勝利となった。また連合岡山など友好団体の強力な支援が、前回の衆議院選挙同様に勝利の大きな原動力となった。
 同時に擁立した比例区の「高竹和明」は、県連として独自の選対を構築し、選挙区選挙との連動した取り組みを図った。しかし、比例区選挙としての準備期間の短さもあり、体制構築も整いきらず、全国・県内ともに支持層に記名投票を浸透できず、当選にいたらなかった。ただ、4区をはじめとする県南では、選挙区勝利への波及的効果があった。

 2007年7月29日 参議院議員選挙(岡山県選挙区)
  姫井ゆみ子
  片山虎之助
  植本完治
民主党
自民党
共産党
当選
 
 
45万1185票
40万3783票
4万2929票
 2007年7月29日 参議院議員選挙(比例選挙区)
  高竹和明 民主党 33位 2万5167票

(2)自治体首長選挙
 井原市で市長選挙があり、新人を推薦し、当選した。

  2006年9月3日 井原市長選挙
   瀧本豊文  無所属推薦  当選

 総社市では市長辞職による選挙が行われ、両候補から推薦依頼があったが、自主投票とした。

(3) 自治体議員選挙
 県議会議員選挙では、森本徹磨県議の死去により2議席となっていたが、新人5人を立て、そのうち4人が当選した。
 岡山市議会議員選挙でも、3人の現職に新人2人を公認し、推薦1名を立てて戦い、5人の当選を得た。公認した新人候補は善戦したが、あと一歩のところで及ばなかった。
 県議会、岡山市議会ともに、友好議員との会派結成が行われ、県9人、市7人となってそれぞれの議会で活動している。

  2007年4月8日 岡山県議会議員選挙
   岡山第1・加賀郡選挙区 〔定数12〕
    高原俊彦
    岡田幹司
 公認
 公認
 13576票
 8999票
当選
当選
1期
1期
   岡山第2選挙区 〔定数7〕
    一井暁子  公認  22147票 当選 1期
   津山市・苫田郡選挙区 〔定数4〕
    木下素典  公認   9518票 当選 1期
   備前市・和気郡選挙区 〔定数2〕
    海部瑞季  公認 3138票 次点
 
  2007年4月22日 岡山市議会議員選挙 〔定数52〕
    近藤 昭
    羽場頼三郎
    田原清正
    長井孝介
    井本文博
    酒井薫寿雄
 公認
 公認
 公認
 公認
 推薦
 公認
3731票
 3731票
 3354票
 5128票
 2598票
 2474票
当選
当選
当選
当選
当選
55位
5期
5期
3期
1期
1期
 
   
  2007年4月22日 津山市議会議員選挙 〔定数32〕
    秋久憲司  推薦 2417票 当選 1期    


2 県連としての活動

(1)組織整備

(1区) 衆議院議員の候補者がいないが、一井代表代行を中心に幹事会を開き、日常の活動は引き続き行われている。
(2区) 津村啓介代表のもと活動をしている。
(3区) 衆議院議員の候補者がいないが、塩見代表代行のもと幹事会を開き、財政が厳しい中でも活動は引き続き行われている。
(4区) 柚木代表のもと幹事会が開かれ、日常活動が行われている。
(5区) 花咲宏基代表を中心に各地の組織作りや支持者拡大に努めている。
(参院1区) 江田五月代表のもと、党員、サポーターも最も多く、活動が行われている。

 全体として、現在の党員・サポーターは、各区とも課せられた目標に達していない。

(2)広報活動                                 
 県連ホームページの刷新はできていない。ファックス二ュースの発行、街頭宣伝用の「プレス民主」号外の発行はできた。

(3)宣伝活動
 県連所属の議員を中心に毎週月曜日の岡山駅前街宣を続けた。
 2区では津村啓介衆議院議員が朝の街頭演説を続けている。
 4区では、柚木道義衆議院議員が朝夕の街頭演説を続けている。
 5区では花咲宏基代表が各地で街頭演説、プレス民主の配布を行っている。
 他の地区での街頭演説は、選挙直前をふくめ積極的に行い、民主党の浸透を図っている。

(4)民主党掲示板
 掲示板設置は2区、4区、5区以外は不十分なままである。

(5)連合岡山との協力体制
 連合岡山との定期協議を実施している。事務局レベルのみならず、連合岡山政治センター、民主党岡山常任幹事会にお互いのオブザーバー参加を認め、情報交換を行った。

(6)政策提言
 ローカルマニュフェストを作る努力はしたが、十分とはいえない。2006年後半より、選挙対策に時間を割いたとはいえ、各種研究会、勉強会は予定通り開催できなかった。

(7)民主党県連関連行事
  2007年2月4日  江田五月会 新春パーティー
  2007年6月10日 柚木道義後援会 倉敷総決起パーティー


2007年11月17日 岡山県連 第12回定期大会議案

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