2005年2月5日 民主党岡山 第10回定期大会議案書

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第1号議案 2004年度活動報告


1.県連活動の具体的とりくみ

(1)党組織・活動の充実強化

  1.  党員・サポーターの獲得強化にむけては、党本部の党員・サポーター拡大方針に基づき、党員880名(現状502名)、サポーター2,600名(現状1,475名)の獲得を目指して取り組みました。
     しかし、代表選挙がある今年度は、本部登録の締切りが5月31日と1カ月繰り上がったことに加え、参議院議員選挙のとりくみに力をそがれ、昨年を大幅に下回る次のような結果となりました。今後は、党勢拡大につながる日常活動の強化が不可欠となります。

    〈2004年度登録数〉
    総支部名 党員登録数 サポーター 登録数合計
    岡山県総支部連合会 52 42 94
    岡山県第1区総支部 52 170 222
    岡山県第2区総支部 50 60 110
    岡山県第3区総支部 9 127 136
    岡山県第4区総支部 14 145 159
    岡山県第5区総支部 5 116 121
    参議院選挙区第1総支部 244 159 403
    合 計 426 819 1,245

     

  2.  組織の再建と組織運営の改善で、県連・総支部体制の強化に引き続き取り組んできました。
     昨年2月に一度解散した第5区総支部の再建を最重点に掲げて取り組んだ結果、10月22日には花咲宏基氏を正式代表として立ち上げ、11月28日には大会を開いて新たな役員体制を確立しました。
     また、各総支部の会計処理や職員の雇用環境の改善なども、県連との連携の中で進めてきました。

  3.  日常の党運営に対して、党内外の意見の反映をはかるため、地域でのホームミーティングや議会報告会や選挙に向けた各種集会等を活用し、多くの意見を聞くことができました。

  4.  広報活動の強化は、政党にとって極めて重要な活動です。
     そのため、県連としては県連ニュース(プレス民主)を企画し、4月1日には、大会の報告や総支部の紹介を載せた第1号を発行しましたが、その後は、発行ができませんでした。
     日常活動としては、党員・サポーターに向けた毎日のメーリングサービスや毎週のFAX便りを順調に発行してきました。

  5.  広報板・政治活動用ポスターのとりくみについては、各総支部とも民主党広報板の設置に努めてきました。
     新規設置の広報板については、県連独自の費用助成制度(1枚500円)を昨年に続いて継続実施しました。
     党本部が作成した政治活動用ポスターについても、民主党掲示板等への掲示で積極的に活用しました。

  6.  女性対策については、本部からの助成制度を活用し、東京や岡山でDVシェルター等にとりくむ市民グループと連携してシンポジウムを行ないました。
     また、青年対策についても、民主党若手有志の企画で、青年向けのイベントに成功しました。(スタッフ20人、参加バンド10組、参加数150人)

  7.  街宣活動
     毎週月曜日に岡山駅前で実施している恒例の「おはよう730」は、完全に定着しました。
     街宣活動が定例化していない総支部についても、活動の定着は図られなければなりません。

(2)自治体議員の拡大

 
民主党の活動基盤を広げるために不可欠な自治体議員の拡大については、候補者選考委員会で擁立をすすめ、選挙に取り組んできましたが、十分な成果を挙げるにはいたりませんでした。
 引き続き、連合岡山とも協議しながら、候補者の発掘をすすめる必要があります。

(3)市民・県民参加の講演会・勉強会の開催

 
岡田代表を迎えての若手勉強会である「チャレンジ&チェンジ」シンポジウムや第1区総支部主催の産業廃棄物の問題や、年金・介護に関する学習会が行われました。

(4)地域からの政策提言と政策実現

 
民主党のマニフェストの県内版をつくるため、昨年1月にマニフェストPT(座長 津村啓介)を立ち上げ、ヒヤリングを重ねて、参議院選挙前に「おかやまマニフェスト」を発表することができました。

(5)あいつぐ自然災害への対応

 
台風などの災害に対して機敏な支援活動を行ないました。昨年の超大型台風や地震によって、全国的に大きな災害が発生しました。
 岡山県内においても、台風による高潮や土砂崩れ、強風などによる災害が発生し、総支部と県連は協力して即座に対策本部を設け、被災者支援や法的措置の要請等を行ないました。
 10月23日に発生した新潟県中越地震に対して救援物資の提供を呼びかけ、衣服や食品などダンボール箱50個分の物資を、被災者が避難している長岡市を訪問して直接手渡しました(11月19〜21日)。さらに復旧義援募金を呼びかけ、57,955円を本部をつうじて現地に送りました。
 12月26日に発生したスマトラ沖地震・津波に対して、復旧義援募金を呼びかけました。

 9月 1日
 9月 3日
 9月 7日
10月23日
11月 3日
11月19日
11月29日
 
 
 台風16号被害現地調査
 台風16号災害対策本部会議
 台風16号被害に関する中間報告発表(県知事宛要望書提出)
 台風23号被災地現地視察(円より子参議院議員ほか)
 岡田代表来岡、ゴミ処理現場視察
〜21日 中越地震支援活動
 災害対策本部会議
 県内の被害のとりまとめと支援活動のあり方について協議
 地震災害支援活動についての報告


2.各種選挙への取り組み

(1)第20回参議院議員選挙(7月11日執行)

  1.   参議院の岡山県選挙区は、先の公職選挙法第14条別表第3表の改正で、議員定数が4名から2名となり、今回の改選議席は1名で、現職2名が1議席を争う全国一の激戦区となりました。
     昨年の第43回衆議院議員選挙の小選挙区で、第1区から第5区まで全て自民党に独占されたことに見られるように、保守地盤が固いと言われた岡山での選挙は、大変な苦戦が予想されました。

  2.  こうした厳しい状況から、江田陣営では、6カ月前から事務所を開設して選挙に臨みましたが、各総支部が中心となっての地域選対作りは思うように進まず、連合岡山が中心となった労組選対も含め、活動が本格化したのは5月の連休明けとなりました。

  3.  年金制度改革、自衛隊のイラク派遣、景気・雇用対策を主要な争点とした6月24日公示の選挙戦において、岡山県選挙区では、実質的に民主党と自民党が1議席を争う熾烈な選挙となりました。
     民主党岡山県連では、今回の参議院選挙を政権交代へのステップとして位置づけ、組織の総力をあげて取り組みました。

  4.  このような各総支部の党員・サポーターを総動員した県連を上げたとりくみと、党本部役員を含めた全国からの国会議員の支援なども功を奏し、結果は小泉総理や閣僚なども動員した相手陣営に圧勝することとなりました。
      江田五月(民前) 498,515票 当選
      加藤紀文(自前) 349,219票 次点
      植本完治(共新)  47,898票
     その結果、衆議院の各選挙区において、自民党を上回るとともに、県内の比例票でもトップとなりました。
     こうした岡山の勝利は、全国的な民主党の躍進に大きく貢献するものとなりました。
     選挙区選挙においては、27の1人区で9議席(推せん・支援を加えると13議席)を獲得するとともに、複数区でも順調に議席を伸ばしました。比例代表選挙では19議席を獲得し、昨年の第43回衆議院議員選挙に続いて比例第一党となったばかりか、今回の改選議席でも第一党となりました。

(2)知事選挙(10月24日執行)

  1.  今回の県知事選挙に向けては、現県連代表が8年前に対立候補として戦ったことや4年前の県知事選挙で自主投票を選択した民主党として、苦渋の選択をする選挙となりました。
     こうした状況の中で、知事選立候補の表明前に石井知事から民主党への申し出を受け、3月13日には常任幹事会の席上で、県政の諸課題について意見交換の後、石井知事と政策協定を結び、常任幹事会として推せんを決定して知事選に臨みました。

  2.  しかし、不偏不党を約束した石井知事が自民党の候補に一方的に肩入れしたことや、選挙前には定期協議で協力関係の強化を図りましたが、それが実現しないまま前日の会談に臨み、選挙戦に突入しました。そのため、10月7日に告示された知事選挙では、党内に選挙に対する温度差が生じました。
     10月24日に開票が行われた選挙結果は、現職である石井知事が大差で再選されました。
      石井正弘(現職) 503,487票 当選
      平井昭夫(共新)  83,073票 次点
     今後は、選挙中に示した石井知事の公約の実現に向け、民主党として働きを強化しなければなりません。

(3)市町村長選挙

 市町村合併のトップをきって行われた新高梁市の市長選挙では、連合岡山とともに前高梁商工会議所会頭の荻田和義氏を推せんして取り組みました。しかし、結果は次点に終わりました。
  秋岡 毅   10,652票 当選
  荻田和義  9,764票 次点
  小阪洋志  3,946票
  中山敏夫  1,683票
 同時に行われた市議会議員選挙においては、公認候補を擁立することができませんでした。

(4)県議会(倉敷市・都窪郡選挙区)補欠選挙

  1.  4月25日執行の倉敷市長選挙への立候補によって欠員が生じた県議会議員(定数1)の補欠選挙が知事選に合せて10月15日告示、10月24日投票の日程で行われました。民主党岡山県連としては、片山みか氏を擁立し、第4区総支部を中心に準備を進めてきました。

  2.  最終的には、諸般の事情等により公認を掲げる選挙とはなりませんでしたが、公認同様の支援体制を築いて選挙をすすめました。ただ、公認に向けた人選の遅れに加え、知名度の低さから、当選には至りませんでした。
      遠藤康洋 41,617票 当選
      片山みか 36,122票 次点
      三村英世 27,829票

(5)倉敷市議会議員選挙

  1.  現職市議の議員辞職によって欠員が生じた倉敷市議会議員の選挙が、市長選にともなう補欠選挙(定数1)として実施されました。

  2.  民主党県連としては、公認候補として時尾博幸氏を擁立し、地元第4区総支部を上げて取り組みました。連合岡山の支持も得られましたが、初陣を飾ることはできませんでした。
      矢野 周子  49,460票 当選
      時尾 博幸  41,882票 次点
      山畑 滝男 29,597票
      末田 正彦 22,704票


3.会議・活動等について

(1)常任幹事会の開催状況

第1回常任幹事会(2004年1月31日、労働福祉事業会館)
 議題  ・第5区総支部代表の辞任に伴う事後処理について
 ・今後の常任幹事会の持ち方について

第2回常任幹事会(2004年2月21日、県連3階)
 議題  ・常任幹事の業務分担について
 ・第5区総支部の再建について
 ・岡山マニフェストについて
 ・第20回参議院選挙の具体的推進について
 ・倉敷市長選・市議補選への対応について
 ・知事選・県議補選への対応について
 ・当面するその他の地方選挙について

第3回常任幹事会(2004年3月13日、岡山ロイヤルホテル)
 議題  ・知事選への対応について
 ・第20回参議院選挙の具体的とりくみについて
 ・倉敷市議補選のとりくみについて
 ・2004年党員・サポーターの拡大計画について
 ・第5区総支部の今後について
 ・岡山マニフェストについて

第4回常任幹事会(2004年4月10日、県連3階)
 議題  ・第5区総支部の再建に向けたとりくみ
 ・倉敷市議補選について
 ・第20回参議院選挙について
 ・岡山マニフェストについて
 ・県連街宣車の使用料について

第5回常任幹事会(2004年5月16日、OGOビル3階)
 議題  ・第5区総支部への財政支援について
 ・拉致家族支援集会実行委員会への対応について
 ・第20回参議院選挙について
 ・岡山マニフェストについて
 ・県議補選への対応について
 ・倉敷市議選について

第6回常任幹事会(2004年6月12日、県連3階)
 議題  ・第20回参議院選挙の具体的とりくみについて
 ・男女共同参画イベントについて
 ・当面するその他の地方選挙について

第7回常任幹事会(2004年7月17日、県連3階)
 議題  ・第20回参議院選挙の総括について
 ・民主党演説会(7月25日)について
 ・第29回部落解放・西日本夏期講座について
 ・倫理委員会の設置について
 ・自治体議員フォーラム全国研修会への参加について
 ・当面する地方選挙について

第8回常任幹事会(2004年8月8日、県連3階)
 議題  ・第20回参議院選挙の総括ついて
 ・次期衆議院選挙候補者の連合岡山への推せん要請について
 ・“年金は民主党”(年金改革)キャンペーンについて
 ・当面する選挙闘争について

第9回常任幹事会(2004年8月17日、県連3階)
 議題  ・第44回衆議院議員選挙・岡山県第5区候補の公認について
 ・早島町長選挙候補者の推せんについて

第10回常任幹事会(2004年8月29日、県連3階)
 議題  ・県議補選への候補者擁立について
 ・第1回ローカル・マニフェスト検証大会への参加について
 ・民主党代表選挙の議決権について
 ・民主党臨時党大会への参加について

第11回常任幹事会(2004年9月11日、県連3階)
 議題  ・県議補選(倉敷市・都窪郡選挙区)のとりくみについて
 ・高梁市長選挙立候補者推せん依頼の取り扱いについて

第12回常任幹事会(2004年10月9日、県連3階)
 議題  ・次期衆議院選挙候補者の連合岡山への推せんについて
 ・県議補選の具体的とりくみについて
 ・倉敷市議選の公認候補者擁立について
 ・新・高梁市長選挙推せん依頼の取り扱いについて
 ・当面するその他の地方選挙について
 ・連合岡山との「自治体選挙構想協議会」の設置について
 ・岡田克也代表の全国遊説の受け入れについて

第13回常任幹事会(2004年11月13日、県連3階)
 議題  ・自治体議員フォーラムの県内組織の確立について
 ・新潟中越地震に対する救援物資の配送について
 ・地方選挙対策委員会の設置について
 ・倉敷市議選対策について
 ・当面する地方選挙について
 ・第10回定期大会の運営について
 ・2005年の「おはよう730」の運営について

第14回常任幹事会(2004年12月11日、県連3階)
 議題  ・美作市議選立候補予定者の推せんについて
 ・当面する地方選挙について
 ・第10回定期大会について
 ・2005年「おはよう730」の計画について

第15回常任幹事会(2005年1月8日、県連3階)
 議題  ・第10回定期大会の具体的運営について
 ・当面する地方選挙について

(2)民主党岡山県連関係行事

  1. 岡山県連第9回定期大会(2004年1月31日、労働福祉事業会館)
  2. 連合岡山との三役協議(2004年2月18日、連合岡山)
  3. 第3区総支部定期大会(2004年2月28日、津山市総合福祉会館)
  4. 第1区総支部定期大会(2004年2月28日、岡山ロイヤルホテル)
  5. 岡山マニフェスト打ち合わせ会(2004年3月6日、県連3階)
  6. 第2区総支部定期大会(2004年3月7日、西大寺市民会館)
  7. 石井知事との意見交換及び政策協定(2004年3月13日、岡山ロイヤルホテル)
  8. 第5区総支部大会(2004年3月21日、鴨方商工会館)
  9. 連合岡山と年金問題の合同街宣(2004年4月10・17・21日、駅前)
  10. 2004年度党員・サポーター党本部登録締切り(2004年5月31日)
  11. 男女共同参画イベント「DVと教育シンポジウム」(2004年6月19日)
  12. 民主党若手有志によるクラブイベント(2004年6月19日)
  13. 第1回組織委員会(2004年8月6日、県連3階)
  14. 台風16号災害対策本部会議(2004年9月2日、県連3階)
  15. 石井知事との定期協議(2004年10月6日、三光荘)
  16. 岡田克也民主党代表来岡(2004年11月3日、岡山・倉敷市)
  17. 新潟中越地震の被災地へ救援物資の届け(2004年11月19〜21日)
  18. 民主党岡山県第5区総支部大会(2004年11月28日、第5区事務所)
  19. 選挙対策委員会・台風災害対策本部会議(2004年11月29日、県連)

(3)民主党中国ブロック関係会議

  1. 民主党中国ブロック公選法等勉強会(2004年4月8日、ピュアリティーまきび)
  2. 中国ブロック協議会第1回役員会(2004年4月8日、ピュアリティーまきび)
  3. 民主党中国ブロック第1回幹事長会議(2004年5月21日、広島市)
  4. 中国ブロック各県連選挙実務者会議(2004年6月24日、サンルート岡山)
  5. CLUB DEMOCRATS中国設立総会(2004年11月6日、広島市)

(4)民主党本部関係会議

  1. 全国幹事長・選挙責任者会議(2004年3月6日、党本部)
  2. 主党代表選挙・大躍進パーティー(2004年5月18日、東京)
  3. 民主党全国代表者会議(2004年6月5日、党本部)
  4. 民主党・女性議員ネットワーク会議(2004年8月9・10日、東京)
  5. 民主党中央・地方選管合同会議(2004年8月10日、東京)
  6. 地方自治体議員フォーラム全国研修会(2004年8月10・11日、東京)
  7. 民主党全国幹事長会議(2004年8月11日、党本部)
  8. 民主党臨時党大会(2004年9月13日、東京)
  9. 民主党2005年度定期大会(2004年12月19・20日、福岡市)

2005年2月5日 民主党岡山 第10回定期大会議案書

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