2002/08/19 戻るホーム代表選目次公約目次

『私の決意』

衆議院議員 菅 直人

日本丸は今、沈没しつつある。構造改革も景気回復もできない小泉首相を見て、米国の識者も「日本は改革できない国」と評価を下していることを、私は今回の訪米で思い知った。現在の最優先課題は、真の構造改革を実現し、国民の間に広がっている暮らしの不安を解消することだ。国民は、これをやりぬく政治を切望している。

私は日本を、未来に希望を持てる活力ある国に再生させ、真にアジアと世界にとって大切な役割を果たす国にするために、「次の首相候補」を選ぶ民主党代表選挙に立候補することを決意した。私は必ず民主党を、全党一丸となって政権交代を目指すチームに作り上げる。

この国を再生させるために超えなければならないハードルは二つある。まず次期総選挙で小泉自公保政権を打ち破り、民主党中心の政権を樹立すること。そのうえで、官僚と族議員の既得権益擁護のための今の政治を根本から改革すること。私には、この二つの戦いを民主党の先頭に立って戦い抜く覚悟と、自分ならやれるという確信がある。

私はかつてイギリスの党首討論を直接見る機会があった。ブレア党首がメージャー首相を厳しく追いつめ、国民の支持を得てついに政権を獲 得した。私に代表の役割を託し、党首討論に送り出してほしい。必ず、小泉首相を相手に論戦を戦い抜き、小泉政治は既得権益擁護で、国民の意欲や能力を十分生かし切っていないことを明らかにする。そして次期総選挙で勝利して、民主党政権を実現する。

政権樹立後にくる官僚と族議員を相手にする戦いは、もっと大変だ。しかし、私が首相になれば、薬害エイズに取り組んだ厚生大臣の経験を生かし、必ず「官僚支配の政治」から「国民主権の政治」に変える。このことを私は、国民のみなさん全員に約束する。

みなさまの暖かいご支援をこころからお願いします。


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