2012年11月 五月会だより No.124 ホーム主張目次たより目次前へ次へ

 
五月会だより

 代表選は野田首相の圧勝に終わりました。立候補した他の3氏とも協力しながら力を結集し、諸問題を確実に解決していくことを国民は民主党に対して期待しています。エネルギー問題は、脱原発依存に向けて方向性を決めなければ福島の教訓を活かすことはできません。解散総選挙は確実に近づき、まさに正念場を迎えています。県選出の衆議院議員と候補予定者はなんとしても五月会の力で国会に送り出さなければなりません。

難問が政権にのしかかる
エネルギー・領土・社会保障

 一体改革と3党合意

 政権交代から3年、東日本大震災から1年半が経過し、民主党政権の真価が問われています。高校無償化で中退が減り、新しい児童手当で出生率の改善が見られるなど、政策的にも胸を張る成果があると思いますが、もっと強調したいのは政治文化の変化です。利権政治からの脱却、政治や行政の透明化、そして政府への市民参加は、民主党政治でなければ達成できない新しい政治です。しかし、これらはすべて、まだまだ進行中であり、ここで頓挫させてはなりません。
 同時に私たちは、社会保障や財政の危機に直面しています。これは過去の政治が残した負の遺産ですが、後の世代のために逃げられません。そこで国民みんなに負担増をお願いするため、野田首相と谷垣自民党総裁(当時)が真剣勝負で話し合い、党派対立を乗り越えて3党合意で社会保障と税の一体改革を仕上げました。私は、経済成長から成熟社会へと移ってきた今、また政党政治に刃を向けた動きに乗ぜられないためにも、政策的にも政治手法的にも、現に国政に一定の勢力を保持している民自公3党が、互譲と合意で政治を進めることが何より大切だと思います。

 野田代表続投

 延長国会終盤になって、参議院で自民党が、一体改革と3党合意を非難して提出された野田首相問責決議案に賛成し、これが可決されました。しかし、9月下旬の民主党代表選で再選された野田首相は、安倍自民党新総裁と山口公明党代表と、3党合意路線を再確認したいと願っています。私は、この路線の継続のためにも野田代表続投が正しいと考え、代表選で野田候補を推しました。続投から内閣改造と状況は日々変化していますが、憎悪と対立の政治から信頼と合意の政治に、何としても舵を切り変えたいと思います。

 原発ゼロへ

 東日本大震災が私たちに突きつけた最大の問題提起は、原子力発電とどう向き合うかです。論点は多岐にわたりますが、忘れてならないことは、日本は極めて脆弱な地殻の上に乗った自然災害大国だということです。ひとたび大災害に見舞われると、原発のリスクは限りなく大きく、現に昨年は首都圏の三千万人が危機に直面し、取りあえず安定的に管理できているのは僥倖なのです。
私が菅直人さんとともに脱原発ロードマップを考える会の顧問となり、原発ゼロへの現実的提言もしてきました。そして民主党は2030年代に原発ゼロを可能とするようすべての政策資源を投入することを決定し、内閣も関係閣僚で「革新的エネルギー・環境戦略」で合意し、これを踏まえて施策を進めることを閣議決定しました。これは私たちが政府・与党を挙げて決断した揺るぎない覚悟であり、自然エネルギー、スマートグリッド、蓄電や送電の技術開発、電力事業形態の改革など、あらゆる知恵と力を総動員して達成しなければなりません。

 平和なアジアから世界へ

 日中関係が大きく揺らいでいます。尖閣諸島は日本の領土ですが、戦後の日本の国際社会への復帰から日中国交正常化と平和友好条約の経緯があり、日本の実効支配は中国との微妙なバランスで成り立っていました。それが、石原都知事の配慮のない言動によって危殆に瀕し、政府は安定的管理の継続のために国で購入しました。この事情に中国側が疑念を抱き、デモの暴徒化になってしまいました。この事態を収め、平和の島と豊饒の海を取り戻すため、私は緊迫した北京を訪問して、中国の指導者と話し合いました。韓国やロシアとも領土問題の解決が望まれます。

 知事選、総選挙、参院選

 間もなく県知事選が始まります。民主党県議だった一井暁子さんが真っ先に手を挙げ、天満屋社長だった伊原木隆太さんが続きました。どちらも私の大学後輩で有為の若者ですが、自民党県政に手を貸すわけにはいきません。一井さんの決断はあまりに唐突で、民主党県連は自主投票を決めました。私は、先日の五月会意見交換会で、「一井さんの切羽詰まった気持ちも理解できるので、寂しい思いをすることのないようご配慮をお願いしたい」と述べました。皆さんのご理解をお願いします。
 総選挙は、いつあってもおかしくありません。極めて厳しい情勢ですが、民主党は県内全選挙区で全力を尽くします。来夏の参院選も、刻々と迫ってきており、候補者選考を進めなければなりません。変わらぬご支援をお願いします。

(2012年10月2日 記)
江田五月


江田五月会
2013年パーティーのお知らせ
 
  五月会恒例のパーティーを来年2月24日に開催いたします。
  詳細が決まり次第、あらためて正式にご案内を差し上げます。お忙しい時期に重なろうかと思いますが、ぜひご参加、ご協力をお願いいたします。

と き 2013年2月24日(日)
      第1部14:00〜対談などを予定  (ゲスト未定)
      第2部15:00〜パーティー
ところ 岡山プラザホテル

 
パーティー券の販売開始は11月中旬以降を予定しております
江田五月事務所 〒700-0837 岡山市北区南中央町1-9
TEL:086-234-1151 FAX:086-234-2251


河原昭文 五月会会長の叙勲をお祝いする会

がっちり握手
女性陣に囲まれて

春の叙勲で旭日中綬章を受章された河原昭文・江田五月会会長の祝賀会が7月28日(土)ホテルグランヴィア岡山で開催されました。
 130人もの大勢の方々が出席したこの会は、黒田雅代さんが司会で情報労連の木村議長の祝辞で始まりました。河原会長がミサ子夫人と壇上に並びご挨拶の後、出席の皆様からの記念品と石田美栄さんがアゼリア会を代表して花束の贈呈をしました。江田五月議員の音頭で乾杯があり、会は和やかに進みました。
 各級議員の皆さんの挨拶など、河原会長と参加者の皆さんの歓談は尽きることがなく大いに盛り上がりました。最後は同級生の山本美奈子さんによる閉会の挨拶で祝賀会の幕を閉じました。

さわり心地を確認
全員集合

事務所からのメッセージ
我々が創る 岡山から新しい日本を

【岡山1区】
高井たかし

脱原発依存を スマートグリッドで実現する

高井たかし  総選挙の日程、秋・年明け・任期満了、いろいろな噂が上がっては消え、まことに騒々しい限りです。
 高井たかしは、与党として責任を最後まで全力で果たす覚悟です。しかし、選挙があるならばこちらも全力を尽くさねばなりません。今もっとも注力している、脱原発依存をスマートグリッドという新技術を使って解消する、日本の将来のためにその取り組みを続けて行くことが政治家としての責任であり使命であるからです。自民党は脱原発などあり得ないと言っています。それは日本の未来にとって正しいことなのでしょうか。
高井事務所は、準備を着々と整えています。後援会や脱原発依存に賛同してくれる団体への働きかけなども広まっています。高井たかしの主張をお伝えする活動をいっそう力強く進め、目指すは勝利あるのみです。
【岡山2区】
津村 啓介

時計の針を戻さない

津村啓介  民主党代表選で野田総理が再選されました。他党の「顔」も決まって、いよいよ臨戦態勢です。「近いうちに」という言葉の解釈は様々あるようですが、1年以内に総選挙があることは間違いありません。
 2009年の政権交代以降、日を重ねるごとに民主党への評価は厳しいものとなってきました。しかし、それは期待の裏返し。「このままじゃいけない」という有権者の思いが大きかったことを表していると思います。
 第三極の登場など、政治は流動化していますが、時計の針を戻すわけにはいきません。
 先の政権交代で始まった変革の流れをさらに推し進めるためには、厳しい状況下でもブレない強い信念をもった政治家が必要です。
 私達は、津村啓介を国会に再び送り出すことが変革を進めることにつながると信じています。
【岡山3区】
西村けいと

各地の集会で支持を広げる

 7月11日選対を立ち上げ、各地域で江田五月さんとの合同ミニ集会や街宣を実施しています。ミニ集会は、今まで出来ていなかった取り組みとして活動の大きな柱になり、日生、旧瀬戸町で、また和気町や鏡野町でも実施しました。集会では五月会の皆様に大勢参加いただき、たいへん感謝しております。また、毎週火曜日、事務局会議を開き情報交換、ミニ集会の打合せ、ハガキやポスターの準備などをしております。3区は広く、大きく真庭・津山・東備に分けてそれぞれ連絡を取り合い活動。すでに街宣活動も、東備から、真庭、津山や美作まで二巡しました。県知事選挙が終わる11月に再開します。
 いつ衆議院が解散してもおかしくない情勢ですが、西村けいとを何としても国政に押し上げるよう活動を続けて参ります。ぜひご協力をお願いいたします。
【岡山4区】
柚木みちよし

無駄を省き改革を進める

柚木みちよし  日頃より五月会の皆さまには柚木議員の活動に対して絶大なるご理解ご支援を賜り心より御礼申し上げます。2002年に柚木が政治を志し、会社員を辞めて立候補を決意してから今年で丸10年となりました。現在、衆議院議員として2期目となり県連では代表として、また国会では厚生労働委員会理事や社会保障と税の一体改革委員として汗をかかせていただいております。
 このように永田町で仕事をさせていただけるのも何もないところから江田議員のご指導をいただきながら、五月会の皆さまに支え続けていただいているからこそだと深く感謝しております。これからも議員定数削減やムダの削減を実現し改革の火を灯し続ける事をお誓い申し上げます。
【岡山5区】
花咲ひろき

ミニ集会で多くのご意見を聞く

花咲ひろき  花咲ひろきは、「毎日が行革!」の覚悟を持って、民主党の行政改革調査会事務局次長として、国有財産の見直しや独立行政法人の改革をはじめとした税金の無駄削減を行ない、子どもたちの未来のための財源を捻出するため、日々取り組んでおります。
 地元活動においては、各地域でミニ集会を重点的に開催し、花咲が国会活動でこれまで取り組んできた成果、民主党政権で実現できた政策を、一人でも多くの皆様にお伝えするよう努力しています。
 ミニ集会では、皆様からの貴重なご意見、ご質問に対して、花咲がお答えする質疑応答に多くの時間を割いており、国民の声を政治に届けるため、有意義な会になっております。皆様のお近くで花咲ひろきのミニ集会がありましたら、ぜひご参加いただき、ご意見を賜りたいと思いますのでよろしくお願いします。


県知事選の対応などを議論
五月会意見交換会

 

 民主党代表選挙、総選挙、県知事選挙の対応についての意見交換会が、五月会及び党員・サポーターの皆様にお集まりいただき、9月13日、岡山労金ビル会議室において開催されました。
 中でも県知事選の対応については、友好団体である連合岡山が、伊原木隆太さんの推薦を決めたという情況の中で、五月会がどのように一井暁子さんを応援するか、多くのご意見を頂戴しました。江田五月は「五月会の応援について、一井さんにさみしい思いをさせたくない。されど連合とのからみもあり難しい対応を迫られている。」と理解を訴えました。大多数の声は一井さん応援で固まっており「いろいろな支援を行なっていただきたい」と締めくくられました。
 東日本大震災の傷跡がまだ癒えない日本と岡山の政治が、大きな変動期を迎えている中で行われる県のトップを決める選挙ですから、みなさんの誤らない判断が求められているのではないでしょうか。


江田五月活動日誌

脱原発ロードマップ 4月12日
 民主党の議員連盟である「脱原発ロードマップを考える会」が設立されました。脱原発に向けての工程(廃炉目標、省エネ目標等を含む)を策定し、脱原発を早期に実現することを目的としています。顧問に菅直人前総理、江田五月が就任しました。

サウジ皇太子弔問 6月20日
 サウジアラビアの故ナーイフ・アブドルアジーズ・アール・サウード皇太子弔問のため、わが国の皇太子殿下とともに政府特派大使として政府専用機でサウジアラビアを訪問。空港に到着後アッサラーム宮へ。王宮ではサルマン皇太子兼副首相兼国防相がお一人ずつ弔意を受けられ、江田五月も殿下に続き直接に英語で日本国政府と国民の弔意をお伝えしました。  弔問を終え直ちに帰国。31時間30分の強行スケジュールでした。

パラリンピック壮行会 8月19日
 ロンドン・パラリンピックへ車いす陸上競技で地元から出場した松永仁志君と木山由香さんの壮行会に出席しました。100人を超える人が激励に集まり、会場入り口で激励の寄せ書きが行われ、「リラックスして、自己ベストを!!」と書きました。


りょうすけの星☆みっつ

 鳥井良輔秘書が、県内各地をめぐり おいしいものを見つけてご紹介します。

今回ご紹介するのは、倉敷美観地区、大原美術館の裏路地に佇むフレンチレストラン『プルミエ』さんです。   

 白を基調とした落ち着いたお店で出迎えてくれるのは、漁師町下津井出身のオーナーシェフ寺アさん。オープン以来7年間、地元食材の味を引き出すことにこだわり続けています。その日に水揚げされた瀬戸内海の新鮮な魚介類や農家から仕入れた地元産の野菜がシェフの手により絶品フレンチに変身します。その味を求めてランチはいつも予約でいっぱい。また、シェフの技を堪能するにはワインを飲みながらゆっくりコースを楽しむディナーがおすすめです。生ハムを目の前で切り分ける演出も魅力。倉敷美観地区散策の際にはぜひ訪れて下さい。 ランチ   1,500円〜    ・ ディナー 3,200円〜
倉敷市中央1丁目5-13   086-422-3600


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