2007年8月18日 RSK-TVの国会報告

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国会報告です。今週は参議院議長の江田五月さんです。近藤キャスターが聞きます。


○(聞き手:近藤季樹さん)今週は、江田さんです。こんばんは。

こんばんは。(だいぶ久しぶりに…)はい、今日も暑かったですねー。

○そうですね、連日の猛暑日ということになりました。久しぶりにお出でいただいて、たくさんお話を伺わなければならないのですが、まずこれまでしばらくの間の国会、あるいは国の政治を振り返っていかが…

そうですね、前回、もうかなり前ですがね。この間に通常国会が終わって、そして参議院選挙があった。通常国会はもう過ぎたことではありますが、簡単に振り返ると、一つは年金でね、「消えた年金」というような問題が大騒動になりました。(どんどん広がってきましたね…)本当に、国民のみなさん、自分たちがかけた年金の掛け金が一体どこへ行っちゃったんだという、そういうような問題が出てきた。

それから、強行採決が次から次へと繰り返された。一体、衆議院であんなに多数を与えてよかったのかと、これを国民のみなさんが関心を持った。さらに安倍内閣の大臣がね、自殺もあったとか、いろんな問題がありました。こういうことをふまえて、参議院選挙ということで…。

○これは全国でも、それから岡山県でも大きな変化があらわれましたね。

全国でも、今の安倍内閣、そしてそれを支える与党に、このまま政治をやらせておくわけにはいかないという国民の声があった。それが民主党頑張れと、民主党がこれだけ良いからというのもあるけど、むしろそれよりも「今の政治じゃいけないから民主党頑張れ」、というほうが強かった。

岡山では何しろ、これは私どもの方は超激戦区、日本で最大の注目区と、こう言っていたわけですが、全力を尽くしました。その結果、姫井由美子さんが5万票差で勝つことができてですね,、これは全国に本当に大きな変化が今起きているんだということを印象づけたと思いますね。

○その参議院選挙で大きく国会が変わって、そこで誕生したのが江田さんの参議院議長ということで…。

8月7日に臨時国会が召集されて。私は、召集日に本当に議長選挙まで出来るかなと思っていたのですが、まあ、段取りが整って、私が民主党のほうの議長候補になって。ただ、民主党だけではなくて、参議院議員が、投票した皆さんが全員、私の名前を書いてくれたんですよ。満票というんですがね。満票で選ばれるというのは大変責任重大というわけで、ねじれ国会の参議院の方、野党が多数の参議院の方を責任を持って動かすという、そういう立場につくことになりました。

○民主党の立場と参議院議長の立場というのが、多少見る視点が違うのかもしれませんけれども、これからその中で、国会、秋の国会ということになりますが…。

ねじれ国会ですから、このねじれが良い方向に結論出せるように、ねじれのエネルギーがうまく活かされるように、これをがんばって知恵を絞っていかないといけないと思っているのですが。一つはやっぱりテロ特措法という、これの期限切れが11月の1日ですか、これを延長するかどうか。政府は延長させたい、しかし民主党はそれを阻止したい。この議論の衝突がどういうことになっていくのか。まあ私も民主党出身という意味では一定の考えがありますが、その考えを推し進めるのが議長の役目じゃないので、本当に意味のある議論ができていけば良いと思いますね。

その他にも、これからいろんな事が出てきます。例えば人事の問題なんかもありますしね。人事は、衆議院と参議院と両方OKしなきゃ、例えば日銀総裁を選べないなんてことになりますから、良い議論ができたらいいと思いますね。

○議長としてのご活躍も期待しています。

ぜひよろしくお願いいたします。

○ありがとうございました。


2007年8月18日 RSK-TVの国会報告

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