江田五月活動日誌 2015年12月 >>日程表 ホーム総目次12月目次前へ次へ

12月9日(水) 須崎君、障がい議連(集会、総会)、竪山さん、郷原次長、辻元さんの集い、アリラン演奏会

 今日は、朝寝をして11時に会館事務所に入ると、間もなく旧知の須崎英祐さんが来ました。地元で私の選挙のお手伝いをいただいていましたが、北九州市で病を得て、現在は小倉暮らしです。右半身が不自由で、会話も不完全ですが、左手でスマホを自由に操ることが出来、これで会話が充分成り立ちます。IT時代ですね。昼食をご一緒しました。

須崎君

 13時から1時間弱、民主党の「障がい・難病政策推進議員連盟」による「成年後見制度に関する院内集会」に出席しました。成年後見制度を見なおす会の西定春さんの進行で、まず東京アドヴォカシー法律事務所の池原弁護士による「障害者権利条約が拓く『能力』と様々な挑戦」という講演を聞き、私たち参加議員の紹介があって、当事者のアピールがあったところで、中座しました。成年後見制度は、医療モデルで限定的行為能力を判断して制度の適用を図るものであって、行為能力を社会モデルで判断して能力支援体制を整えれば、行為能力の限定とは異なる発想による制度設計が可能であり、現在ではそれが国際基準となっているというアプローチです。次の水島俊彦弁護士の講演は聴けませんでした。

障がい・難病議連集会

 会館事務所に戻り、14時から30分ほど、ハンセン病関係の国家賠償訴訟原告団の竪山勲事務局長と、議連関係の相談をしました。15時前に参議院本院に出掛けて、郷原事務次長と雑談しました。来週のはじめに議院運営委員会がセットされたので、年明けの国会召集が話題になりそうです。

竪山さん
郷原次長

 15時15分から1時間、民主党の障がい・難病議連の総会に出席し、厚生労働省と内閣府の各担当者から、障害者総合支援法3年目の見直しの件、障害者差別解消法に基づく対応要領などの作業状況の件と障がい・難病関連予算の件につき、説明を聞き、若干の質疑をしました。私は差別解消法の際に民主党の責任者をしていたので、法施行前の地域協議会の進捗状況につき訊ねました。全国8か所をモデル地域として試行を進めているそうです。16時半前に会館事務所に戻ると、報道の皆さんが待っていて、次々と雑談しました。

障がい・難病議連総会

 18時前から短時間、「辻元清美 政治活動20年へ、感謝と飛躍の集い」に出席しました。ちょうど山崎拓さんが挨拶中で、野党は協力して安倍政権の暴走に対抗すべしと、檄を飛ばされました。中座して、新宿に向かいました。

辻元さんの集い

 19時から2時間弱、オペラシティー・コンサートホールで、韓国の柳興洙(ユ・フンス)大使にお招きいただいて、「韓日・日韓国交正常化50周年記念 アリラン・ファンタジー」を大使の隣の席で鑑賞しました。金洪才(キム・ホンジェ)さんの指揮による韓国国立国学管弦楽団の演奏で、楽器はピアノと日本の琴のほかはすべて韓国の伝統楽器で、楽団員は女性が圧倒的でした。まず、ユネスコ人類無形文化遺産に登録されたアリランをテーマにした管弦楽「アリラン幻想曲」で、朝鮮半島の大地にちょっと寂しい風が吹き渡る情景が脳裏に浮かびました。次が琴協奏曲「松の協奏曲」で、琴は木村玲子さんが素晴らしい演奏をしました。さらにテグム独奏「李生剛流テグム散調」で、韓国の横笛をイ・ヨングさんが奏でました。そしてピアノ協演「Frontier!/Arirang Harmony」で、ピアノを在日韓国人2世の梁邦彦さんが力強く引き、韓国伝統の5拍子を基本にした曲が魅力的でした。続いて管弦楽「南道アリラン」で、フォルテッシモの打楽器演奏が響き渡りました。最後は管弦楽「シンネリオ」で、京畿(キョンギ)地域の巫俗音楽をテーマにした厳粛な雰囲気を保ちながら、軽快で洗練された演奏でした。アンコールは南道アリランでした。素晴らしい演奏を堪能しました。

アリラン演奏会 - 飾り付け
同 - 柳大使

2015年12月09日(水)

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