2002年4月26日

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要 請 書

内閣総理大臣小泉純一郎殿
東ティモール議員連盟     
会 長  江田 五月参議院議員
事務局長 岡崎トミ子参議院議員

 



 私たち「東ティモール議員連盟」は、この度の小泉総理大臣の東ティモール訪問を心から歓迎いたします。
 当議連は、前身の「東ティモール問題を考える議員懇談会」として活動を始めた1986年以来、東ティモールの民族自決運動をめぐる情勢に注目し、超党派で活動してきました。1999年8月の住民投票により独立を選択した東ティモールが、来月20日にいよいよ独立した主権国家として出発することを喜ぶとともに、必ずしも安易ではないその前途に注目し、この国が国際社会の一員として力を発揮できるよう、関心をもつ市民や政府とともに活動していく決意を新たにしています。
 民衆の建国意欲とエネルギーに満ち溢れた東ティモールは、将来の発展への大きな可能性はあっても、現実には、長期にわたる外国支配と激しい騒乱状態を経て、人的資源の開発もインフラ整備も大きな課題に直面しています。また、天然資源にも必ずしも恵まれず、頼りの石油・天然ガス生産からの外貨獲得にはさらに数年を要します。そこで、アジア太平洋地域の隣人である日本の多角的な支援が必要不可欠です。そこで、今回の訪問が日・東ティモール友好関係の発展の大きな一歩となることを期待し、以下のとおり要請いたします。


要請事項

  1. 東ティモールを国際社会の一員として歓迎し、その自立的な発展のため直接支援を行い、日本との友好関係の構築・発展に最大限努力すること。開発支援にあたっては、社会的公正と環境保全に十分配慮すること。

  2. 東ティモールの大国に翻弄されてきた歴史と天然資源等に恵まれない状況を踏まえ、国際関係が再び東ティモールに緊張を強いるものとならないよう、国際環境の整備に努め、継続的で適切な支援が行われるよう、国際的な支援の枠組みづくりに最大限努力すること。

  3. 日本が戦争中に性的被害者を含む東ティモール住民に与えた被害について国の責任を認識し、当事者の訴えに十分耳を傾け、納得できる解決に向けて最大限努力すること。


2002年4月26日

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