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民主党県連代表江田五月氏に物申す マキアヴェッリ2世  
2000年7月30日(日)

 ごく最近、岡山1区にはいくつも民主党の支部があって、その全部をまとめる支部はないのだと人から聞いて、心底から仰天した。小選挙区制度の下で、その選挙区を束ねる組織がないなどとは、一般常識にも組織原理にも反していることで、想像もしていなかった。これでは選挙に勝てないのも何の不思議もない。

 民主党岡山県連の代表としての江田五月氏に申し上げたい。
 民主党の岡山県連組織が一本化してから、もう2年ちかくなるのではなかったろうか。この間、県連はいったい何をしていたのか?

 選挙区ごとに統一的な支部組織があれば小選挙区で選挙運動をするのに絶対的に有利だということくらいは、中学生にでもわかりそうなことだ。あなたは山口に行かれた印象として、「隣の芝生は青く見える」と発言しておられたが、山口でも選挙区内に複数の支部が乱立しているのだろうか?

 あなたの御父君、故江田三郎氏は、旧社会党を市民政党に脱皮させようとして闘われ、志半ばにして倒れられた。あなたは政界に出馬されるときに、「父の志を継ぐ」と言われたのではなかったか?

 あなたはなぜ、岡山県内の民主党組織を統一し再編成するべく、リーダーシップを発揮しようとされないのか?過去のことはおいて、なぜ今それに着手されないのか?それが大変な仕事だということは私にも理解できる。そんなことをしても次の参院選であなたの利益につながるわけではない(下手をすれば不利につながる)だろうことも理解できる。しかし、党を率いる職にある以上、一身の利益不利益を省みずになすべきことがあるのではないか?御父君はそのために闘って倒れられたのではなかったのか?

 あなたの政治的地位は、いま非常に安定している。私には、あなたがその安定に安住しておられるように見える。泉下の御父君は、あなたの地位の安定をただ喜んでおられるだろうか。私には、氏があなたの今の春風駘蕩ぶりに眉をひそめておられるように思えてならない。


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