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羽場頼三郎氏及び相澤真氏へのご返事 マキアヴェッリ2世  
2000年7月17日(月)

羽場氏から実のあるご意見をいただき、また、相澤氏のメッセージのジャムが解消されたようなので、お礼とともにご返事を申し上げたい。相澤氏が指摘されたとおり、本来この種の意見は正々堂々名のったうえで言うべきで、匿名で論じるのは私自身恥じるところだ。にもかかわらず正面から応じてくださったご両人に、心からお礼申しあげたい。

まず、相澤氏へのご返事から。氏が言われるのは、
1.選挙の敗因を謙虚に反省・分析することがまず必要だ。
2.そのためには成功した選挙区に教えを請うて、その教訓を学ぶべきだ。
3.戦術レベルの検討はその後にするべきことだ。
4.それを「焚きつける」とは不本意だ。
ということだと思う。(間違っていたらお許しを。)

さて、氏の1〜3のご意見は非常に正しい。まず失敗の原因について客観的に分析することが必要であり、戦術レベルの検討は失敗に対する反省のうえに立ってするべきことだ。氏の意見が正道であり、私の、支持者リストの管理から始めよという提案は、邪道も甚だしい。

また、羽場氏の、選対に責任ありとするご意見も、私の知る限りの知識から判断するかぎり、全く正しいと思う。氏が選対の首のすげかえを求めるのももっともだし、氏が提案される具体的方法論も正しいと思う。

しかし、法は人を見て説かなければならない。成功した選挙区に教えを請いに行くとして、誰がそれをするのだろう?また、誰が選対の首に鈴をつけるのだろう?風の噂では、選挙後の1区選対の会議では、地域対策が不十分だった(私はむしろ「無かった」と言いたいが)という自己批判の声はほとんど出ないと聞いた。(また、民主党県本部もその件についてはほとんど沈黙していると聞いた。)失敗の責任が自分にあると内心自覚している人々(それとも自覚してないのだろうか?)が、外に向かってはそれを否定している場合に、その人々が山口に行ったとして、あるいは行った人から報告を受けたとして、何が変わるのだろう?

以上の理由で、私は両氏の提案は、正しいけれども有効に実現させることは至難の業だと考えた。(それにしても、「焚きつける」とか「抽象的」とかいう表現は、それこそ抽象的でたしかに不適切なので、これについては撤回してお詫び申し上げる。)きわめて腹立たしいことながら、現状では責任者の追及や率直な反省は後回しにして、みみっちい戦術論からとりかかるしかないのではないかと、歯ぎしりしながら思うのだ。

現在ある障害をのりこえて正道を実現するには、あらゆる手練手管と権謀術数を駆使しなければならないだろうと思う。河田氏はその種のことに向いていないし、私自身氏がなれない組織内政治の渦の中で消耗していく姿など見たくも無い。

3人がこれ以上議論を続けるのは、おそらく机上の空論になるだろう。私としては、掉尾に江田代表のご意見を(むりな注文だとは思うが)ぜひいただきたいものだと思う。


掲示板で賑やかな論争、有り難うございました。諸兄の舌鋒、感じ入っています。山口県へ行って来ましたが、隣の芝生状況。うちの芝生も結構青いですよ。若々しいみずみずしい運動を楽しくやりましょう。
(7/17 江田五月)


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